葬儀に対する認識が変化

葬儀は戦後の高度成長とともに社会儀礼となっていたのでした。

最近は葬儀に対しての意識調査では家族の葬儀を親しい人達とこぢんまりと行いたいと言う人が多くなってきており、自分自身の葬儀ではもっと多くなっておりプライバシーを重視したようなものになっています。葬儀は通過儀礼であるということはよく言われてきました。亡くなった人をこの世からあの世へと橋渡しをすることが大切だと認識されていたのです。仏教では死後の世界へ導かれていけるように戒名を渡して行われてきました。

今日ではこのような宗教儀礼の地位が大きく下がってきました。それに変わって多くの人の主流となってきたのが故人とのお別れになります。葬式を宗教儀礼から故人とのお別れにと考えるように変化してきたのです。若い世代においてはその思いがますます強くなっていく傾向にあります。このような意識の変化には高齢化社会があるのだと思われます。以前の人生50年から現在は80数年と変わってきたことで、誕生→子供→青年→成人→壮年→老年→死、という道筋をたどることが当然となってきています。

それなので現代の死は生涯を終えて自然にそうなるような感じで、以前はいつ訪れるものかわからない死は生を奪うものだったのです。しかし、死は個人の問題だけではありません。家族や親しい人に死が訪れた時には人は葬式をするのです。その時は周りの親しい人たちにとっては大きな喪失があります。しかし、以前の死を隠すようなことなく自然なこととしてしっかりと送り出すことになっています。

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